銀行員の出世競争。配属店舗・学歴・転勤「メガバンク」の内部事情

銀行員の中でも、特にメガバンクの行員は、毎日、熾烈な出世競争の中にいます。

配属される店舗や部署によっては「栄転かどうか?」が一目瞭然で、いわゆる「勝ち組なのか?」「負け組なのか?」配属された店舗や部署で分かってしまうのです。

銀行マンであれば、出世して、良いポジションに就いて、年収1000万2000万稼ぎたい、きっと心のどこかで野望を抱いているかと思います。

ただ、勝ち組がいれば、必ず負け組がいるのが銀行員の世界です。

エリート出身のメガバンクの行員には、想像を絶するほど厳しい現実が待ち受けていますが、メガバンクの出世競争に関する、内部事情をここで少しご紹介させていただきます。

銀行員の熾烈な出世競争(レース)メガバンクにおける実態

配属される支店は出世競争にどう関係する?

出世競争で1番分かりやすいのは「配属される店舗」です。

メガバンクで働く行員のエリートコースかどうかは、実は入行前の内定者の時から既に始まっています。

新入行員は、入行の直前の3月に自分が配属になる支店を通知されます。

初任店が都心の総合店だった人は、何となくイメージしていた銀行員生活を描くことができるので、安心することでしょう。

、、ですが、実は総合店は規模が大きい分、多くの新入行員が配属される傾向にあるだけで、出世レースでのスタートダッシュに成功した訳ではないのです。

一方、初任店が地方店だった場合、一瞬、自分は「ハズレくじを引かされた」と思う方も多いのですが、実はそうではありません。

メガバンクにおいては、地方に行くと県に1つしか支店がないケースも珍しくないのです。

つまり、どういう事か?

その地方にある1店舗が、その地域の「優良企業」「有名企業」を一気に担当することになるのです。

都心の総合店に配属されると、若手の頃は先輩行員の雑用ばかりですが、地方店への配属であれば、最初から地方での大きな仕事に携わることが出来る。

そうすると、自然に実績も評価も上がっていくので、次の異動にも期待できるようになるのです。

配属される部署によって悩む行員も・・

支店ではなく、本部に配属になったからと言って「出世レースからは、オレは頭一つ抜けてるな」と、喜んではいられません。

一口に本部といっても、支店が発注した文房具などを揃えて送付するような部署もありますし、いわゆる銀行業務とは全く関係ないような部署も多いのです。

再雇用の年配の方々と一緒に働きながら、「こんなことをする為に銀行員になった訳じゃない」と悩む行員も、実際には多いのです。

一方、本部での”花形部署”と言えば「広報部」ですね。

広報も、ある意味、直接的な銀行業務を行っている訳ではありませんが、メガバンクのCMや広告を考える仕事は華やかですし、オシャレなスーツを着ている人もいます。

銀行のイメージを作りだす仕事ですから、重要なポストでもあり、出世していく人が多いことでも知られています。

銀行での学歴は出世競争の根幹にあるもの

メガバンクに限らず、銀行などの金融業界は、いつまでたっても学歴社会です。

大学を卒業して銀行に入れば、「学歴は関係なく、同じスタートラインに立っている」というのは大きな間違い。

学歴は関係なくなるどころか、卒業した大学名は、いつまでもついて回ります。

これが顕著に表れているのがメガバンクで働く上層部の学歴。

メガバンクの上層部は難関大学を卒業している人ばかりで、一橋大学以上の学歴でないと、常務以上の役職には就けません。

「前へならえ」が大好きで、保守的な考えばかりの銀行員ですから、学歴がエリートかどうかを決める判断基準になるのは今後も変わらないでしょう。

最近では高卒の人はほとんどいませんが、少し前までは、高卒で入行した人と、大卒で入行した人とでは、そもそも出世競争のフィールドが違っていました。

高卒の銀行マンは、最初の頃こそ営業を担当できますが、30代も半ばになると、事務方に方向転換させられ、事務方の課の課長としての銀行員人生が始まるのです。

銀行で働いたことのある人なら分かると思いますが、営業を担当していた人間にとって事務方の仕事は、全く別の会社の仕事のように感じられるほど、畑違いの仕事になります。

いくら”課長”という役職がつくとは言え、突然「明日から女性だらけの事務方で働け!」と言われたら、左遷に近いような感覚を覚えるでしょうね。

転勤・異動で自分の立ち位置を見極める

全国転勤があるメガバンクの銀行員の転勤のスパンは「3年~4年」が一般的。

ところが、出世競争の勝ち組は、この転勤のスパンが「極端に長いか」「極端に短いか」どちらかなのです。

そのカラクリは下を見てほしい。

転勤の流れは、まず人事部から支店長に「この人を、この支店(部署)に異動させるのはどうか?」と話が来て、その話を支店長が承認すると、異動が決まります。

例えば、そういう異動の話が来ても「この人は仕事が出来るから、まだ異動にせず、自分の部下として残して支店の戦力として働いてもらいたい」と断ってもらえるような人は、勝ち組の人生を歩んでいます。

優秀な人材は手放したくないですからね。

このようなケースになると、1つの支店に在籍する期間は、自然と長くなります。

もしくは、よっぽど有望な人に、これ以上ないくらい良い異動先が提案されたら、支店長も「滅多にない機会だから」と、承認するケースもあり、こうなると在籍期間は自然と短くなります。

また、転勤のタイミングで、自分の希望が叶えられているかどうかによって、これからのエリートコースに乗れているかどうかの明暗を占うことも出来ます。

もちろん、希望していた部署や、希望していた勤務地に異動になれば、出世レースでも優位に立っていると考えられますし、「海外の支店に行きたい」と希望を出していた人が外為営業部に異動になれば「海外に行く為のステップアップなんだ」と、プラスに捉えることも出来るでしょう。

転勤に関しては、最終的な決定権を持っているのが支店長になるので、支店長に気に入られているかどうかも、出世には大きく関係してきます。

もし、どれだけあなたの能力が高くても、たまたま馬が合わない支店長に当たってしまえば、いくら高成績をおさめていたとしても、出世競争ではそれが足かせになる可能性も大きい。

これが、メガバンクにおける出世競争の現実なのです。

もし、今の自分の立ち位置では出世は厳しいと感じているなら、早めに身の振り方を考えるべき。

幸い、メガバンクに勤めていた経験がある銀行員は、転職市場において、かなりの市場価値があります。

ですが、高齢になるほど、そのチャンスは遠のいていくので、早めの行動が重要です。

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