銀行の離職率が高い理由って何?

一昔前なら銀行マンと言えば”花形の仕事”ともてはやされ、退職者も少なかったように思いますが、終身雇用が崩壊した今では、たとえ大手の銀行に勤めていたとしても辞めていく人が非常に多いように感じます。

私自身は既に銀行の仕事からは身を引いていますが、勤務していた4年半の間に、過労やストレスが原因で退職していく同期や同僚を沢山目の当たりにしてきました。

何とか現役で頑張っている人も、転職サイトに登録をして「他に良い企業はないか?」銀行からの転職を真剣に考えている同僚も沢山いたので、このような実情を踏まえても、辞めたいと常日頃考えている銀行員が多いことがお分かりいただけると思います。

離職率が低い会社も世の中には沢山ありますが、どうして銀行からの離職者はこんなにも多いのでしょうか?

そこで銀行員の離職の実態や、離職率が高い理由についてご説明させていただきます。

銀行員の離職率は高いって聞くけど、それってどれくらい?

銀行は、一般企業と比べても離職率が高いと言われていますが、実際はどのくらいの人が退職していくのでしょうか?

これは一般職や総合職、都市銀行や地方銀行などの違いによっても変わってくると思うので、正確な数値を出すことは難しいですが、離職率が高いような銀行だと2~3年後に3割、5年後に半数近くが辞めていくようなところもあります。

このような状態が続いていれば、ブラック企業だと言われてしまっても仕方ない状況です。

新卒で入社した人の3年後の離職率が0%(※つまり誰も辞めていかない)の企業も100社近くあるので、この数字がどのくらい高いのかというのは想像がつくと思います。

基本的に、その会社の善し悪しを見る場合は3年後の離職率に目を向けると良いと言われていますが、その目安としては3年後の離職率が3割を切っていることが望ましいでしょう。

 

毎年採用する人数が多い銀行はそれだけ退職者が多い

銀行の中でも、特に退職者が目立つのがメガバンクです。

退職理由は様々ですが、巷では、メガバンクの総合職ともなれば、離職率は5年で半数である5割が辞めていく、とも言われています。

そして、同じ総合職でも、個人顧客を担当しているRMよりも、法人担当RMの方が、過労やストレスで辞めていく傾向にあります。

規模が大きい銀行になればなるほど、就職人気は高く、毎年数多くの新卒者が採用されていますが、裏を返せば、採用人数が多ければ多いところほど、退職者が多く、離職率が高い傾向にあるということなのです。

だから、「やった!メガバンクの内定貰ったから、オレ(わたし)は勝ち組♪一生安泰♪」ともならないのが最近の銀行事情で、入行後は厳しい現実が待っているのです。

 

安定した仕事で魅力的なはずなのに何でこんなに辞めてくの?

でも、銀行員って待遇面も悪くないのに、何でこんなに退職者が続出するのでしょうか?

銀行の仕事というのは本来、収入も高く、業務的にも安定した仕事なはずです。

それに金融機関なので、休みはカレンダーと一緒ですし、周りの人から見ても羨ましいなと思われることも多々あります。

・・ですが、実態はそんなに楽な仕事ではありません。

銀行に勤めている人の多くが、毎日、顧客からのクレームに対応したり、投資信託のノルマに追われたり、融資先と上司との板挟みになったりして、相当なストレスを抱えています。

入社後3年以内なら、休日も資格取得の勉強にあてたりしているので、本当に心落ち着けるプライベートな時間は少ないのです。

ふとした瞬間に「何のために、こんなに一生懸命働いているんだろう」と、思い悩んでしまう人も多いのです。

他にも、少数ですがその逆もあって「銀行の仕事が楽過ぎてつまらない」「毎日退屈」「やりがいを感じない」という人もいます。

銀行を志望する人だけに限ったことではありませんが、元々銀行で働きたいという人は安定志向の方が多いです。

どちらかと言えば転職して新しい道に進もうという前向きな考え方の人はそれほど多くないので、変化を望まず、定年まで働くという人が多い傾向にあります。

しかし、入社後10年間くらいはあまり給料も上がらないので、仕事に見合ってないと退職者が続出しているのです。

銀行に就職できたから、これで自分の人生は安泰というわけでもないのが最近の銀行員の実情です。

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