男性行員に聞いた銀行を辞めたい理由7選

社会に出て働くと、誰しもが一度は「辞めたい」と考えてしまうものですが、銀行員の仕事を辞めたいと思う度合いは並大抵のレベルではなく「今辞めないと、精神的・肉体的にどうかしてしまいそう」と思うくらい、危機的な状況に陥っている人が多いと言っても過言ではありません。

銀行員は業務に関わることから、業後、土日まで様々な場面でストレスを抱えているのです。

今回は元同僚の男性行員に「銀行を辞めたいと思う理由」について、直接聞いてきたので、その内容をまとめてご紹介させていただきます。

男性行員に聞いた銀行を辞めたい理由7選

目標という名の「ノルマ」がキツイ

銀行員が「仕事を辞めたい」と思う最大の理由がこれ。

銀行の渉外担当者には「目標」が与えられますが、目標というのは名ばかりで、実際は達成しなければならない「ノルマ」です。

例えば、法人の新規開拓では指定されたエリアの中小企業をアポなしで回り、口座開設をお願いするところから始めなくてはなりません。

新規開拓では、銀行員と言えど門前払いは当り前だし、玄関先で怒鳴られることもしばしばで、心が折れそうになりますが、これはほんの序の口。

他にも投資信託やカードローン等、人によっては売るのに抵抗がある商品も、頭を下げてお願いをして契約をもらわなくてはなりません。

目標は達成できないと上司から詰められるので、それによって「辞めたい」どころか、精神的に病んでしまい、銀行を辞めざるを得なくなる人もいるのです。

過酷過ぎる銀行員のノルマ

出世レース(出世競争)が過酷

銀行員は常に出世競争に立たされているので、そのプレッシャーから銀行を辞めたいと思う人も大勢います。

入行前からその出世レースは開始されており、最初に配属される店舗によって、将来を有望視されているかどうかが分かります。

また、昇格のタイミングでストレート通過できず「一浪」してしまうと「その後の出世の道は拓かれない」とも言われるほどシビアな世界です。

銀行員は人数も多いので、減点方式で評価が決まる世界です。

  • 配属される部署
  • 担当先
  • 肩書き

等で、出世しているかそうでないかが顕著なので、日々「出世レースからこぼれ落ちるわけにはいかない」という見えないプレッシャーとの戦いは、知らず知らずのうちに銀行員を苦しめているのです。

休日出勤が多い

金融機関である銀行は土日祝日は休みかと思えば、実際は休日出勤がかなり多く、これが行員を苦しめているのは事実です。

月に一度~個人のお客さまを対象にした「休日相談会」や、仕事が終わらない時には、仕事を片付けるために、わざわざ土日の両方とも出勤しなくてはならない時もあるくらいです。

ただ表向きの話をすれば、休日出勤は許されることではありません。

そのため、出社記録が残らないようにパソコンにはログインせず、非効率な紙ベースで仕事を進めていくのですが、もちろん、この間の給与は一切発生しません。

また、男性行員はゴルフに誘われることが多いのも特徴です。

店内コンペでは上席を接待しなくてはならず、取引先との接待ゴルフは気を使うばかりで仕事よりもキツイ。

平日も朝早くから夜遅くまで仕事をしているのに、休日まで潰れてしまっては、何のために仕事をしているのか分からなくなってしまいます。

飲み会が多い

銀行員の仕事は、会社を出てからも続きますが、それが「飲み会」です。

異動が多い銀行では、月に一回は歓送迎会や接待があり、それ以外にも飲みに行く機会が他の業種に比べて圧倒的に多い。

お酒の場が多いのも、ストレスが溜まる職場だからこそではないでしょうか。

若手行員は、飲み会の席でも先輩や上司のドリンクには常に気を遣い、注文や料理の取り分けもしなければなりませんので、家に着くまでは気の休まるところが無いのです。

飲み会は終電まで続き、次の日も朝は7時には出社。

中にはホテルに泊まって出勤してくる行員もいるくらいです。

正直、身も心もボロボロになり、毎朝「辞めたい」と思いながら出社している銀行員が多いのです。

細かい仕事が多く、規定が厳しい

渉外担当者と言っても銀行員には変わりませんので、細かい仕事ばかり。

特に神経を使うのが「現金の取扱い」です。

取引先にいつも通り領収書を届けに行ったら、「入金したいんだけど」と言われ、1,000万円近い札束を出される時もありました。

「現金、その場限り」が銀行員の大原則なので、その場で一枚一枚数えなくてはなりません。

これは書類も同様で、お客さんから貰ってきた書類に、少しでも不備があれば訂正印を貰いに行かなければなりません。

「この位でなぜ訂正印が必要なんだ?」と文句を言う顧客と、事務行員との間で板挟みになる事もありますし、 細かい仕事が苦手な人にとっては、耐えがたい仕事です。

転勤が多い

銀行員と転勤は、切っても切れない関係。

若手行員の頃は大都会で仕事が出来たり、地方店に異動になって第二の故郷が出来たりすることも魅力の一つで、希望すれば、2カ店目で海外赴任できる場合もあるので夢は膨らみます。

途上国へ赴任すると、メイド付きのマンションに住むこともできるので、中には何店舗か海外の支店を渡り歩く男性行員もいました。

ですが、結婚をして家族を持つようになると、その「転勤」が銀行員を続けていく上でのネックになってきます。

メガバンクでしたら、平均して約3年に一度、異動があるので、奥さんや子どもがいる方には大きな負担になります。

子どもが学校に通っていると、転校を避ける為に単身赴任せざるを得ないケースもありますし、マイホームを購入するのも、そう簡単に決めることは出来ません。

転勤によって人生そのものが左右されてしまう事もあるので、結婚適齢期である25歳から35歳くらいを境に銀行を辞めたいと思う人が続出するのです。

取らないといけない資格が多い

銀行員は「一生勉強」と言われており、難易度の高い資格をいくつも取得しなければなりません。

入行前からその洗礼は受けていて、証券外務員の資格に関しては入行式の前までに合格しておかなくてはならない決まりもあるほどです。

入行後も、生命保険や損害保険、FPなどの資格を取り続け、もはやいくつ資格を持っているのか分からなくなるのが、銀行員の中では有名な話。

資格試験に関しては、合格すればその分の受験料は会社が全額補助してくれますが、不合格となった場合には自費清算。

資格を取りこぼせば、減点方式の出世レースにも響くので気が抜けないのです。

銀行員のストレスと対処について

辞めたい狭間で悩む男性行員はどうするべきか?

銀行員という仕事は精神的にも肉体的にもハードな仕事なので辞めたいと思うのも無理はありません。

では、今まさに辞めたいと思っている銀行員はどうすればいいのでしょうか?

選択肢としては

  1. 辞めたいと思いながらも「もう少し頑張れば環境も変わってくるんじゃないか?」と希望を持って続ける
  2. 転職先を模索し、銀行からの転職を考える

極論「辞めるか?」「続けるか?」の2択しかありません。

ただ、現時点で「銀行を辞めたい」という意識が強いのであれば、それを改善するのはとても難しいでしょう。

これは何も銀行に限った話ではありませんが、辞めたいという感情が一度でも強く出てしまったら、それを抑えるのは難しいからです。

ただ、取引先や仕事の引継ぎや家庭のことを考えると、そう簡単に退職を決めるのは難しいかもしれません。

これは、銀行からの転職を経験したからこそ言えるのですが、特に男性行員は独身であれば、まだ身軽ですが、妻子を持つ方、住宅ローンを組んでいる方など身動きが取りにくく、転職を躊躇されるケースも多いのですが、辞めたいと思いながら毎日出勤するのはとても苦痛なのです。

辞めたいと1度でも思ってしまえば、その気持ちはあなたの心を蝕んでいき、それは日々の仕事に表れます。

「仕事が手につかない」
「やる気が起こらない」
「つまらないミスを繰り返す」

こんな状態に陥っているなら、今すぐ銀行を辞めて他の仕事を探すべきです。

このような状態が続けば、あなたの社内評価を落とすだけです。

幸い、元銀行員を受け入れてくれる企業は沢山あるので、まずはどのような企業が求人を募集しているのかだけでもチェックしておく必要があるんじゃないでしょうか。

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